お知らせ
vol.247 多剤耐性菌について
2010/09/17 アーテック倶楽部ニュース
日中はまだまだ暑いですが、朝夕はだいぶ涼しくなり過ごし易くなりましたね。 ようやく秋の足音が聞こえてきたようですね。
それにして、30年に一度の異常気象と言われた、今年の夏は本当に暑かったですね。 まだまだ、熱中症で倒れる方もいらっしゃるそうなので、気をつけて下さいね。
◆多剤耐性菌について◆
最近ニュースで、頻繁に報道されているこの「多剤耐性菌」。欧米で猛威を振るう「モンスター」、恐怖の細菌などと書き立てられていますが、何が恐怖なのでしょう?何が問題なのでしょう? 調べてみました。
◆多剤耐性菌とは?
細菌のうち、変異して、多くの抗菌薬(抗生剤)がきかなくなった細菌のことです。
なお、耐性菌・多剤耐性菌については、1970年代以降、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が広がっており、2000年代に入って、多剤耐性結核菌など、さまざまなものが全国に広がっていることが知られています。
◆健康な方にとっての多剤耐性菌について
感染力や病気をおこす力は、耐性菌ではない細菌と同じです。したがって、一般的には、健康な方のからだの中に入ったり、皮膚や粘膜の表面についたりするだけでは、すぐに病気になるわけではありません。
◆どのようなことが問題になっているのですか?
からだの抵抗力が落ちているときなどには、多剤耐性菌による感染症にかかることがあり、この場合、抗菌薬(抗生剤)がきかないため、治療が難しくなります。
◆体調が悪くて心配なときには?
熱がでるなど、体調が悪いときには、早めに医療機関に受診し、必要な検査を受け、正しく診断をしてもらい、適切な治療を受けることが重要です。
感染症にかかった人が、過去に飲み忘れて保管してあった抗菌薬(抗生剤)などを、自分の判断で飲むことは、多剤耐性菌を増やしてしまうことがあるので、とても危険です。
たとえば、膀胱炎を引き起こす細菌に多剤耐性菌が混じっていた場合、抗生物質で他の細菌が死滅すると、多剤耐性菌だけが増えやすい環境になるそうです。自己判断で抗生物質や抗菌剤を飲むことは、非常に危険です。医療機関を受診して、処方してもらってください
◆多剤耐性菌に有効な消毒方法はありますか?
腸管出血性大腸菌(O-157など)やサルモネラなどの食中毒をおこす菌の消毒と同じように、加熱やアルコール系などの一般的な消毒薬が有効です。
◆感染しているかどうか心配なので、検査を受けたいのですが
症状がなければ、検査をする必要はありません。
膀胱炎や肺炎などの感染症にかかって、抗菌薬(抗生剤)などによる治療をしてもよくならない場合には、詳しい検査をする必要があります。
健康体な方は、細菌が体に入っても感染したり、重大な事態になることは少ないようです。
日々、規則正しい生活とバランスのとれた食生活をおくり、健康な体に整えておくことが一番の対抗策であるようですね♪
「 自慢のレシピ 」
<なすのミートソース煮>
< 材料(4人分)>
- ミートソース 1缶
- なす 4本
- カリフラワー 1/2個
- 玉ねぎ 1/2個
- セロリ 1本
- 油 大匙3杯
- 塩胡椒 少々
<作り方>
- なすは縦8等分し、水に2~3分さらす。カリフラワーは小房に分け、玉ねぎは薄切りにし、セロリは筋を取って薄切りにする。
- 鍋にサラダ油を熱し、中火で(2)の野菜を炒め、全体に油がまわったら水カップ1/4と塩、こしょうを加え、さらに3~4分炒める。
- ミートソースを加えて3~4分煮つめ、味を見て塩、こしょうで調える。
なす、セロリ、カリフラワーなど、子供の嫌いな野菜でもミートソースの味で全部食べれてしまいます。
会員の皆様より自慢のレシピを大募集しております。
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