お知らせ

vol.191 塩について

2006/10/27 アーテック倶楽部ニュース

秋の日はつるべ落しとはよく言ったもので、「あ、夕焼けだ!」と思うと、あっという間に真っ暗になってしまいますね。これからは、お布団が恋しい季節になってきませんか?少しずつ空気も乾燥してきて、風邪が流行りはじめる季節でもあります。ちょっと体調が悪いかな?と思ったら、無理せずにゆっくりと休むのも大切ですよ!

『塩について』

今回は、ちょっと趣向を変えて、『塩』についてまとめてみました。調味料として、ほぼ毎日使っていますよね?塩って料理だけでなく、身の回りのことにも使えて、とっても便利です。「一番うまくて、まずいもの」とも言われる塩。さじ加減ひとつで、美味しくなったり、食べられなくなったり・・・。なかなか奥が深そうですね。

★塩の種類は?
塩は、製法や原料によって種類別にされます。海水、岩塩、地下かん水、塩湖と原料で分けられたり、煮詰め、天日製塩方、全蒸発、岩塩採掘などの製法でも分けられたりします。岩塩は石のような塊で、きれいなものはミルなどでひいてサラダなどに振りかけて食べたりすることもありますが、通常は『溶解採鉱塩』で炊き直した『せんごう塩』として製品になります。今では「こだわりの塩」もたくさん出回っているので、パッケージの裏に製法が書いてあるものも多いですね。塩の舐め比べなどをしてみると、味の違いにビックリすることもありますよ!
★塩の役割って?
塩は調理でも、体の中でもとっても大切な役割を持っています。
例えば、漬物を漬ける時の塩の作用は、脱水・防腐作用や保存を良くするためです。また、肉や魚を焼くときに塩を振ると、タンパク質が固まる温度が低くなり表面が早く固まることで旨みを逃さないのです。そして、体の中では細胞が縮みすぎたり、膨らみすぎて壊れないようにしたり、消化吸収を助けたりします。また、脳に刺激を伝えるためには塩の成分であるナトリウムイオンが関係しているのです。
★こんな時にも塩が活躍?!
塩には殺菌・漂白効果があるので、洗濯の時に少々・・・。洗剤を使わないで洗濯する場合、炭と塩を使ったり、酢と塩を使ったりすることも出来るそうですよ。ただ、酢を使うと洗濯機の金属が腐蝕することもあるそうなので、注意が必要です。また、鍋の焦げ付き落しや、家具の汚れ落しなどにも使えるし、お風呂に塩を入れて入ると、体がポカポカしますよね。身近な『塩』も、見直してみると大活躍しそうです!!

*豆知識*

野菜などの「サラダ」という言葉は、ラテン語の「Sal(サル)」から来ています。ヨーロッパでは、昔から生野菜に塩を付けて食べる習慣があったそうで、「サラダ」というのは、「塩」を使って調理したものという意味から、サラダそのものを指すようになったそうですよ。

☆自慢のレシピ☆

今回は学校給食センター 様からの自慢のレシピです。

∮ チンゲンサイソテー ∮
材料 *一食分(g)*

  • チンゲンサイ 40
  • ハム 10
  • 卵 15
  • 油 1
  • ニンニク 0.2
  • 塩 0.2
  • 醤油 1
  • 砂糖 0.5
  • 酒 1
  • 油 1

<作り方>

  1. チンゲンサイはボイルして3cmに切り水切りをする。
  2. ハムは短冊に切り、卵はいり卵にする。
  3. 油を熱しみじん切りのニンニク、ハムを炒め、チンゲンサイを入れ調味する。
  4. 入り卵を入れ混ぜる。

ポイント
家庭で子供からよく作ってと言われるようで・・・!!家庭のお母さんからよく作り方を聞かれるほど評判のあるメニューです。

★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。