お知らせ
vol.189 エロモナス・ヒドロフィラ菌について
2006/09/22 アーテック倶楽部ニュース
今回の台風はとても大きかったですね。テレビのニュースで見ていても、自然の力には抗えないものだとつくづく思い知らされます。被災地の皆様には、一日も早い復興をお祈り申し上げます。朝晩は気温も下がるようになり、肌寒く感じることもあります。体調を崩さないよう、お体ご自愛ください。
◆エロモナス・ヒドロフィラ菌とは?
あまり耳慣れない菌ですね。今月初めに奈良県で、この「エロモナス・ヒドロフィラ菌」による食中毒事故が発生しました。この菌に感染すると、腸炎、尿路感染症などを発症するとされています。
このエロモナス・ヒドロフィラ菌は1982年に当時の厚生省が食中毒菌として指定しています。実際に、この菌による食中毒というのも珍しいようです。調べて見たところ、今回の奈良県での食中毒事故、2005年に秋田市で1件、2000年に広島県で1件と事故が起こる可能性は低いようです。
◆油断大敵?
そうです、油断大敵。エロモナス・ヒドロフィラ菌は潜伏期間は短く12時間程度で、軽い下痢が起こる程度ですが、免疫力が低下している乳幼児や高齢者の方は症状がひどくなることもあり、時には血便が出ることもあります。
原因食としては、「水」を介したものになるのです。つまり、下水、陸水、沿岸海水、淡水、海産魚介類が原因食となりやすく、2000年に広島で起きた食中毒事故では、ウォータークーラーの水とお茶を飲んで発症しています。これは、貯水槽の清掃不良と水が未殺菌であったためと考えられています。
◆注意するべき点は?
水が殺菌されているか?ということに注意すると共に、意外と身近なところに菌がひそんでいる可能性もあるので、調理前にはよく手を洗い、消毒をして、使い捨て手袋は適時交換することが大切です。
この菌は熱帯魚や金魚の水槽に生息することがあるので、特に注意が必要です。例えば、学校給食などで、教室などに水槽がある場合、この菌がついた手を洗わずに、児童が給食を食べて、発症する可能性もゼロとは言えません。調理する時だけではなく、食べる前の手洗いも徹底したいですね。
☆自慢のレシピ☆
今回は老人保健施設様からの自慢のレシピです!
∮ 栗蒸ようかん ∮
材料 *一人前(g)*
- 片栗粉 大さじ2
- 牛乳 大さじ 2
- ゆであずき 200
- 栗の甘露煮 6個
<作り方>
- 片栗粉、牛乳 ゆであずきを混ぜる。
- 栗2個を刻み①に加える。
- ラップに①をおき栗をのせ茶巾の形にしてレンジで4分~5分加熱する。
投稿者コメント: 食べやすく美味!高齢者にも好評でお菓子作り教室で活用しています。
★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。