お知らせ

vol.186 鉄鍋について

2006/08/11 アーテック倶楽部ニュース

連日の暑さに体がバテ気味かなぁ、と感じていたら、今度は台風が近づいてきて、涼しいというより肌寒くなってしまったり。熱中症が多発するなど、体力が低下しやすい季節となっていますので、毎日の生活の中で上手に水分を摂り、規則正しい生活をして、夏バテを寄せ付けないようにしていきましょう!

◆鍋のいろいろ

先日、「鉄鍋で調理するメリットって、なんですか?」というお問い合わせを頂きました。鍋といえば、アルミ、ステンレス、銅、鉄など素材も色々ありますね。アルミは軽くてお手入れが簡単、ステンレスは丈夫で保温力がある、銅は焦げ付きが少ないけどお手入れがちょっと大変などなど。では、重くて、錆びが出たりしてちょっとお手入れが面倒な鉄鍋の良さは何?と思われることもありますよね。そこで、今回は「鉄鍋」について考えてみました。

◆貧血と鉄鍋の関係
鉄鍋の良さといえば、やはり鉄分の摂取ができることではないでしょうか?鉄鍋で調理をすると、鍋の表面から、鉄イオンが少しずつ溶けだします。鉄鍋から溶けだした鉄イオンは、体内に吸収されやすいヘム鉄という状態なのです。食物からも鉄分は摂取できますが、植物性の食物には非ヘム鉄が多く含まれており、ビタミンCに含まれるアスコルビン酸等の還元物質の働きによってやっと体に吸収できるため、吸収率が悪いとされています。食物だけで鉄分を補給しようと思うと、1日12㎎を摂取したつもりでも、体内では吸収されにくい形になっているかもしれません。また、鉄瓶などでお湯を沸かすと、水道水の塩素臭が抑えられて水がまろやかになるとか。鉄分の補給だけでなく、料理もおいしくなりそうですね!

◆鉄欠乏性貧血になるとこんな症状も!
貧血の症状としては一般的に、顔色が悪くなる(蒼白)、頭痛、めまい、まぶたの裏が白くなるなどが知られていますが、「鉄欠乏性貧血」になると、次のような症状が現れることもあります。 ・匙状爪(爪がスプーンのように反り返ること) ・口角炎、舌炎、 ・嚥下障害、嚥下痛(食道の粘膜が萎縮するため) ・異嗜症(泥やチョークなどを食べること。小児の場合に症状を示すことがある) 鉄欠乏性貧血は徐々に進行するので、体が慣れてしまって、気がつかないこともあるようです。症状がひどくなってからや健康診断で発見されて、ようやく気がつくことも。 普段から、食材だけでなく、調理器具にまで気を配れるようになるといいですね。

☆自慢のレシピ☆

今回は病院給食様からの自慢のレシピです!

∮ 小松菜辛味みそ和え ∮

材料 (4人前/g)

  • 小松菜 320
  • あさりむき身 100
  • すりごま 8

【A】

  • 醤油 小さじ2
  • 酒 小さじ2 1/2
  • 酢 小さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • 赤味噌 小さじ1
  • トウバンジャン 少々

<作り方>

  1. 小松菜は茹で2cm長さに切り水気を切っておく。
  2. あさりむき身も茹でざるにうち上げさます。
  3. 【A】の調味料を全部あわせておく。(酒は火にかけアルコールをとばしておく)
  4. まずは小松菜を3の調味料とすりゴマで和え次にあさりを加えてさっくりと混ぜ合わせる。

投稿者コメント:小松菜を先に混ぜ合わせてから、あさりを入れると和えやすい。

★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。