お知らせ

Vol.141 消毒について

2004/09/24 アーテック倶楽部ニュース

今年は台風が多い年でしたねぇ。台風が多い年は、雨の影響でマツタケの生育がよいそうです。今年は、傷がついたマツタケが安価で出回るようなので、国産マツタケを食べるチャンスがあるかも?!ピークは10月中旬だそうです。一度くらい食卓に乗せてみたいかな?皆様はいかがですか?


◆「消毒」について◆

以前、会員さまより結核菌患者様の食器消毒の方法について、お問い合わせを頂いたことがあります。病院・老人保健施設様などにおいては、特に気になる部分ですよね。 そこで今回は、衛生に関して、毎日気を配られている皆様が気になる言葉、「消毒」について取り上げてみました。

★言葉の意味

  1. 滅菌
    熱、薬品、加圧、放射線などによって、すべての微生物を完全に死滅させることです。
    滅菌方法としては、高圧蒸気滅菌法・ガス滅菌法・乾熱滅菌法などがあります。
  2. 消毒
    病原性を有する微生物を死滅させることで、非病原性微生物は死滅しなくてもよいです。
    消毒方法には物理的方法と化学的方法があります。
  3. 洗浄
    有機物の汚れを除去すること。石鹸や洗浄剤などを用いられます。

★化学的消毒方法

  1. 高水準消毒
     細菌の芽胞を殺す消毒で、グルタルアルデヒドなどが使用されますが、毒性が強いため、 人には使用しません。最近では、残留物や分解物の毒性が低い過酢酸製剤も注目されています。
  2. 中水準消毒
     抵抗力の強い細菌を殺す消毒で、次亜塩素酸ナトリウム・エタノールなどが使用されます。
  3. 低水準消毒
     増殖型の一般細菌を殺す消毒で、グルコ酸クロルヘキジン・逆性石鹸・両性界面活性剤 などが使用されます。

★物理的消毒方法

  1. 熱水消毒
     熱水や蒸気を用いて、65℃~100℃の温度で消毒する方法。安全で経済的であり、最近では 滅菌の必要な手術器具の一時処理としても利用されるようになりました。ただし、芽胞菌は殺菌できません。
  2. 紫外線法
     紫外線を照射することにより微生物を殺滅する方法。真菌や芽胞菌に対しては長時間の照射が必要で、照射表面だけにしか効力を発揮しません。また、人体の眼や皮膚に障害を起す可能性があるので、注意が必要です。

●まとめ
消毒方法は色々とありますが、食中毒や院内感染予防の基本中の基本は、やはり手洗いからです。食器や調理器具をどんなに消毒しても、手洗いができていなければ、二次感染の恐れがあります。しっかりとした基礎があってこそ、「消毒」の効果が表れます。消毒だけに頼ることなく、手洗いも忘れないでくださいね。


☆自慢のレシピ☆

今回は病院給食様からの自慢のレシピです。
☆タラのトマトソースかけ☆

<材料 *1人前(g)>

  • タラ 90
  • 塩、胡椒 少々
  • 酒 2
  • 玉ねぎ 50
  • バター 2
  • 砂糖 3
  • トマトピューレ 15
  • エビチリソースの素 5
  • 油 1
  • 乾燥パセリ 1
  • ブロッコリー 35

<作り方>

  1. タラは塩、胡椒、酒をして蒸す。
  2. 玉ねぎはみじん切りにしておく。
  3. ボールに砂糖とトマトピューレ、エビチリソースの素をあわせておく。
  4. 鍋(フライパン)にバターを入れ火にかけとかし、みじん切りの玉ねぎを入れよく炒める。
  5. 3で合わせた調味料を4で炒めた玉ねぎに入れソースの出来あがり。
  6. 蒸し器からタラを取り出し<中心温度を測る>器に盛り、5のソースをかけ乾燥パセリをふる。ブロッコリーはボイルし添える。

ポイント:エビチリソースの素を使用することで、ピリ辛なソースがタンパクなタラに合います。

★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。