お知らせ
Vol.139 界面活性剤について
2004/08/27 アーテック倶楽部ニュース
アテネオリンピックも後わずかです!今年の日本勢は強いですよね!選手の方たちの頑張っている姿には、本当に感動とドラマがあります。メダルの数も気になりますが、私たちに大きな感動を与えてくれる選手の方たちに最後まで、心からの応援をしたいですね!
◆界面活性剤について◆
「界面活性剤」という表示をよく見かけるのは、いわゆる台所洗剤が一番ではないでしょうか?琵琶湖の赤潮の原因とも言われ、残留性が高く微生物による生分解性の低いことから、自然環境に対する負荷が心配される物質です。でも、本当に悪いだけなのでしょうか?身の回りにあるものだからこそ、どのような物なのか、知っておきたいですよね。そこで、今回は「界面活性剤」を取り上げました。
<☆界面活性剤とは?>
まず、「界面」という言葉ですが、これは境界面のことです。この境界面には①空気と水、②液体と液体、③固体と固体などの接している境界面があります。 界面活性剤とは主に①と②の境界面の状況に変化を与える科学物質です。
<☆どんな役割?>
- 濡れやすく、染み込みやすくします。 →界面活性剤の表面張力低下作用によるものです。
- 混ざり合わないものを混ぜ合わせます。 →水と油は混ざり合わずに分離しますが、界面活性剤を加えることで、簡単に混ざり合います。
- 汚れをおとします。 →例えば、食器に付いた油汚れを界面活性剤が浮かせます。そして、浮いた汚れは界面活性剤で覆われてしまう為、再び食器には付きません。これを洗い流すと食器はきれいな状態に保たれます。
<☆その他いろいろ・・・>
洗剤だけではありません!乳化剤としては、チョコレートやマヨネーズにも使用されていますし、柔軟材・染料・錆止めなど身近なものにたくさんあります。また、自然負荷が大きいだけではありません。分散剤としては、海に流れ出したオイルなどを自然浄化しやすくする働きもあります。
「界面活性剤」と聞くと、環境に悪い印象がありますが、使い方次第で自然負荷を和らげることができると思います。洗剤などは、毎日何気なく使ってしまいますが、希釈倍率など一度見直してみたいですね。自然環境の保護も考え、私たちもちょっと楽をする。始めの一歩は、そのようなところから始まるのではないでしょうか?
☆自慢のレシピ☆
今回は学校給食様からの自慢のレシピです。
じゃこの和え物
<材料 (g)>
- かえりちりめん 10
- レタス 15
- 人参 5
- レッドキャベツ 10
- セロリ 10
- ごま油 1
- 酒 1
- みりん 2
- 醤油 2
- 酢 2
- 黒砂糖 2
<作り方>
- 調味料はあわせて、火を少しだけ入れる(黒砂糖を溶かす程度)
- ちりめんは空煎りする
- 野菜はすべて千切りにする
- 水切りした野菜に①と②をすべてあわせる
ポイント:鉄分、カルシウムたっぷりでごはんのふりかけとして彩りよく食べられます。
★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。