お知らせ
Vol.133 トレーサビリティーについて
2004/05/28 アーテック倶楽部ニュース
先週の日曜日5月23日は管理栄養士の試験がありましたね。受験された方々、本当にお疲れ様でした。今までずっと勉強ばかりされていたと思います。アテネ五輪予選サッカーやバレー等のスポーツ観戦で気分をリフレッシュされるのも良いのではないでしょうか?皆様の合格を心よりお祈り申し上げます。
◆トレーサビリティーについて◆
最近、この言葉良く聞きませんか?BSE問題や遺伝子組み換え食品や、食品産地の偽装表示問題など食品の安全性や信頼性に対する消費者の関心の高まりから、いろいろな所で取り入れられているこのシステムについて考えてみたいと思います。
<トレーサビリティーって?>
トレーサビリティとは、トレース(trace:追跡する)とアビリティ(ability:可能性)と言う単語を組み合わせた造語で、「元をたどることが可能=追跡調査が可能」という意味で使われています。
つまり「食品のトレーサビリティーシステム」とは、食品の生産、加工、流通等の各段階で原材料の出所や食品の製造元、販売先等の記録を記帳・保管し、食品とその情報とを追跡できるようにすることで、食品の安全性に関して予期せぬ問題が生じた際の原因究明や問題食品の追跡・回収を容易にするととともに、「食卓から生産地まで」の過程を明らかにすることで、食品の安全性や品質表示に対する消費者の信頼を確保する為のシステムです。
<いつからはじまったの?>
平成15年の食品衛生法の改正により、食品等事業者は、販売食品等又はその原材料の販売を行った者の名称その他必要な情報に関する記録を作成し、保存することとされました。また、平成15年12月1日施行の「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」では、牛海綿状脳症のまん延防止と牛肉がどのような牛から由来したものであるか消費者や販売者が確認できるための情報の提供等を目的として、牛個体識別台帳(個体識別番号、出生又は輸入年月日、雌雄の別等を記録する)の作成・保存及び牛肉への個体識別番号の表示等を行うこととなりました。
このように、食品の安全性や信頼性を確保するための制度として、食品のトレーサビリティシステムの構築が進められています。
一度失った信頼を取り戻す為に生産者や事業者が自発的に取り組み始めた「食卓」から「農場」へ、顔の見える関係を構築するこのシステムを私たちが上手に使いこなせるようにならなければなりませんね。
☆自慢のレシピ☆
今回は病院様からの自慢のレシピです。
洋風卵焼き
<材料 1人前(g)>
- 冷凍全卵 50
- 牛乳 30
- 生クリーム 15
- ブロッコリー 40
- ロースハム 12
- 塩 0.4
- 胡椒 0.01
- パセリ 0.1
<作り方>
- ブロッコリーを茹で乱切りにする。
- ハムも1.5cm角くらいに切っておく。
- 冷凍全卵に1、2、牛乳、生クリーム、塩、胡椒を入れ合わせておく。
- 3. をバットに流しオーブンで焼く。
- 焼きあがったら切り分け、皿に盛りパセリを添える。
投稿者コメント:大量調理にむいています。40人分位を一度に焼くと30分くらいかかります。また、ハムのメーカーによって塩味がきついことがありますので調整してください。ハムとブロッコリー卵で彩りはとてもきれいです。
★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。