お知らせ

Vol.115 新JAS法

2003/08/22 アーテック倶楽部ニュース

今年は世界中異常気象です。ヨーロッパでは40度を越える猛暑。日本では冷夏ですよね。秋はみなさんも好きな季節だと思いますが夏の暑さを乗り越えてこそ良さを感じる季節だと思います。毎年暑い暑いと文句を言っていた私ですが実際あの暑さがないと寂しいような気がします。
残り少ない夏は思いっきり夏らしい天気になってほしいものですね。


◆新JAS法◆

JAS法はアーテック倶楽部ニュース78号でも取り上げましたが今回は2003年8月16日に農林水産省が発表した新たなJAS法「生産情報公表JAS」について取り上げてみたいと思います。

<新JAS法って?>

食品の生産者がその食品の情報を記録・管理・公表し消費者の安心と信頼を確保する為に食品の生産情報を確認できるシステムです。インターネットやFAXを通して生産情報を把握します。まずはBSEの問題で国民の関心の高い牛肉を対象に制定されるようです。

●牛肉の「生産工程履歴JAS」導入の流れ●

  1. 生産者の認定
    生産者は農林水産大臣に登録した第三者機関からJAS法に基づく「認定生産工程管理者」の認定を受け、認証を得る。
  2. 生産者による管理
    JAS規格に従い、牛の生産情報(品種、性別、生年月日、管理者の名前、飼育で使った飼料など)を正確に記録し、管理する。
  3. 生産行程履歴JASマーク
    生産者は枝肉に識別できる番号を付けて流通させる。
  4. 小分け業者の認定
    JASマークのついた枝肉を小分けする場合には第三者機関から「認定小分け業者」の認定を受け、小分け後JASマークを付加する。
  5. 消費者への情報提供
    消費者はJASマークについている個体認識番号からインターネットやFAXを通して生産情報を入手する。

以上のような流れで「生産情報公表JAS」が導入されていきます。また今後他の食品についても検討していくそうです。

既存のJASマークは農林水産大臣が定めたJAS規格に合格した食品に付けられる信頼マークですが新JAS法は食品の生産履歴情報をすべて私達の目で確認できると言うさらに確実な法律です。最近食品偽装表示事件が報道され食品表示に対する不安が生じていますが、新JAS法の施行によりこのような事件が減り安心して食品を選べるようになるといいですね。私達の目で確認できる新JAS法をぜひ活用したいものです。

また農林水産省ではロゴマークを募集しているようです。みなさん応募してみてはいかがでしょうか。 詳しくはJAS協会ホームページ にも掲載されています。


●東三河病院給食研究会のご案内●

愛知県豊橋市で2003年9月5日に講師の方を招いて褥瘡について講習会が行われます。
今回のテーマは「褥瘡(床ずれ)」「褥瘡ケアと栄養管理」です。

東三河病院給食研究会へのお問い合わせや講習会参加申し込みについてはこちらまで。
医療法人光生会赤岩病院
高橋清様
TEL:0532-62-2105
FAX:0532-63-4170


☆自慢のレシピ☆

今回は病院様からの自慢のレシピです。
蒸し魚肉味噌かけ

<材料(一人前g)>

  • 白身魚 80
  • 塩 0.3
  • 酒 5
  • 人参 10
  • 玉葱 10
  • ひき肉 10
  • ゴマ油 2

-A-

  • 白味噌 6
  • みりん 5
  • 砂糖 2

<作り方>

  1. 人参、玉葱はみじん切りにします。
  2. 人参、玉葱、ひき肉をごま油で炒め、Aの調味料を入れて煮ます。
  3. 上から肉味噌をかけて食します。

投稿者コメント: 白身の淡白な魚に良くあうと思います。甘辛のみそが食欲をそそる一品です。青みの物を添えると彩りもよくなります。

★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。