お知らせ
Vol.114 スローフード
2003/08/08 アーテック倶楽部ニュース
本格的な夏がやってきました。毎日毎日暑いですね。先日、とある県の鉄道のレールが暑さで湾曲した。というニュースがやっていました。びっくりです!地球は大丈夫なのかなぁ・・・。
また6人に1人が糖尿病患者(予備軍も含めて)である事が厚生労働省の調べで分かりました。5年前に比べて250万人増えているそうです。生活習慣病とも言われる糖尿病、日々の生活習慣を見直し、みんなが健康で楽しい毎日を送りたいものですね。
◆スローフード◆
最近『スローフード』という言葉をよく耳にしませんか?新聞やテレビなどマスコミでよく取り上げられていますので聞いた事がある方も多いと思います。 『スローフード』と聞くと単に『ファーストフード』の反対語だと思いがちですが調べてみると実はそれだけじゃない奥深いものがあるようです。
<スローフードの始まり>
きっかけはイタリアのローマに米国系のファーストフード1号店がオープンしファーストフードがマスコミで騒がれていたことです。 そこでイタリアのブラ(BRA)という小さな田舎で非営利団体、つまり食文化のボランティア団体を発足し「食事はゆっくり食べましょうよ。」と提案した事が始まりです。そして現在では世界38ヶ国132都市に約6万人の会員を持つ大組織に発展しています。
<スローフードの3つの基本>
日本でも手軽で、手早く、安価で食べれるファーストフードが定着し、味や食材の画一化が起こり郷土料理等の土地や家庭の味がなくなりつつあります。 そこで郷土料理や地元産の食材を大切にしようという運動が「スローフード運動」です。 ただゆっくり食べることがスローフードではないようです。
- 郷土料理の品質を守ること。
- 質の高い素材を提供してくれる小生産者を守ること。
- 子供たちを含めた消費者全体に味の教育を進めること。
以上 3つをスローフードの基本としています。
フランスでは10年程前から「味覚のレッスン」という活動が始まっています。その地域でしかとれない独自の食材を使った食事を作り、小学校に提供する活動です。また、実際にハーブを嗅がせて香りを体験したり、野菜を生のままかじらせたり、地元の食材をどのように調理したらおいしいか、体にいいかを教えているそうです。
手軽で、手早く、安価で食べれるファーストフードは忙しい現代人にとって利用しない手はありません。しかし便利さだけにたよると本来の食材、味について分からなくなってしまいます。その食事の材料や味、そしてどのように作られているのかを考えその食事を「楽しむ」時間を作りスローフードを味わってみたいものです。 もうすぐお盆ですね、普段より時間に余裕ができるかと思います。これを機会にスローフードについて考え楽しんでみてはいかがでしょうか?
●アーテック事務局夏季休業のご案内●
8月14日(木)
8月15日(金)
8月16日(土)
アーテック事務局はお休みさせていただきます。
☆自慢のレシピ☆
今回は福祉施設様からの自慢のレシピです。
ピーナツ豆腐
<材料 10人前(g)(一人前)>
- 落花生(生) 54.4(5.44)
- 水 520.0(52)
- 片栗粉 59.8(5.98)
- 水 100(10)
- 酒 10(1)
- 本みりん 5(0.5)
- 濃い口しょうゆ 20.9(2.09)
- 人参 105・・・紅葉のかたぬき(10.5)
<作り方>
- 生落花生を薄皮ごと一晩水につける。
- 手でざっと薄皮を取る。
- 分量の水から小量水をとり②の落花生をミキサーで粉砕する。
- 3をこし布でよく絞りとる。
- 4で絞った汁と残りの水、片栗粉を鍋に入れる。
- 弱火にかけてよくかき混ぜながら固まってくるのを待つ。
- 固まり始めたら、さらに弱火にして、よく練る。
- バットや流し缶に伸ばして冷やし固める。
投稿者コメント: 地元八街市の名産、ピーナツを使った料理です。
ゴマ豆腐のピーナツ版とでもいいましょうか。お祝い膳などにいかがですか?
★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
★引き続き自慢のレシピを募集しております。