お知らせ
Vol.84 クックチルとニュークックチルの違い
2002/05/10 アーテック倶楽部ニュース
連休明けのこの時期、元気ややる気が無くなってしまうなどの、いわゆる五月病といわれる症状が出ている方がもしかしたらいらっしゃるかもしれません。ストレスの多い現代社会は本当に厳しいものですが、たまには適度な休養を取るなどして心も身体もリフレッシュさせてあげたいものですね。
◆クックチル と ニュークックチル
前回は新調理システムとしてクックチルを取り上げましたが、今回はクックチルから更に進化したニュークックチルについて考えてみたいと思います。
<ニュークックチルとは>
クックチルはスタッフの熟練度に拠らず均一で高品質な食事を提供し、従来のクックサーブ方式より更に食品衛生管理を徹底することにより安全性を向上させることができる手法ですが、欠点として盛り付け時に温度が降下することによって細菌繁殖の危険性がありました。また、提供時にはクックサーブと同様に多くのスタッフを必要とします。
この欠点を克服するために、チルド状態(0~3℃)で盛り付けを行い、盛り付けた状態での再加熱を行うというニュークックチル方式ができました。
<クックチルとの違い>
●クックチルは?
[加熱調理]→[急速冷却]→[チルド保管]→[再加熱]→[盛付]
●ニュークックチルは?
[加熱調理]→[急速冷却]→[チルド保管]→{コールド盛付}→{自動再加熱}
ニュークックチルを行うにあたり、ポイントとなるのは再加熱カートです。
コンベクションヒーティングを採用した再加熱カートを用いることにより、従来のヒーターやIHによる再加熱方法と比較して、より美味しく、適温での提供が可能になります。
また、クックチルでは再加熱後に盛り付けるので、提供前は多くのスタッフが必要ですが、ニュークックチルではチルド状態で盛り付けるので、手(手袋をはめた状態)で盛り付けることができ、時間にも余裕が生まれます。また、配膳用トレイごとカートに入れておき、提供前は予め加熱をするだけで配膳にも時間と手間を要しないため、配膳前の忙しさは無くなり、コストダウンにもつながります。
ニュークックチルはクックチルから進化した合理化された調理法なのです。
ご不明な点がございましたら、アーテック倶楽部事務局までご連絡ください。
フリーダイヤル:0120-842-581
フリーFAX :0120-842-860
☆自慢のレシピ☆
今回は老人保健施設様からの自慢のレシピです。
若鶏のマリネバルサミコ風味
<材料 (g)>
- 鶏モモ肉 1枚
- 薄力粉 20g
- 赤ピーマン 1/4個
- タマネギ 20g
- バルサミコ酢 20cc
- イタリアンドレッシング 80cc
- レモン 1/10個
- バジル 1/5
<作り方>
- 鶏モモ肉は薄力粉を付け、180℃の油で揚げカット
- イタリアンドレッシング(市販)にバルサミコ酢を混ぜる
- 鶏肉の上に赤ピーマンスライス、タマネギスライスを乗せ、ドレッシングをかけ、レモン・バジルを飾る
投稿者コメント:揚げ物ですが非常にさっぱりとした夏向きの料理です。
★自慢のレシピを送ってくださった皆様、本当に有難うございます!
引き続き自慢のレシピを募集しております。