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VOL.412「PFASの危険性」

2024/06/19 アーテック倶楽部ニュース

最近耳にすることが多くなってきたPFASは、河川や地下水で検出され、有害性が懸念されています。今回はPFASについて学んでいきましょう!

目次

PFAS(ピーファス)とは

人工的に作られた有機フッ素化合物の総称です。半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤など幅広い用途で使用されてきました。

一部は分解されにくく、体に蓄積されるため、人への有害性が指摘されるものもあります。

規制

日本でもすでに特定の用途を除き製造・輸入・使用等が禁止されています。2020年に厚生労働省が水道水の暫定目標値として、PFASの中でもPFOS・PFOAの合計値50ng/L以下と設定しました。

この目標値は、体重50kgの人が、1日当たり2Lの水を一生涯にわたり摂取しても、健康に対する有害な影響が現れないと考えられる値として設定されています。

汚染状況と今後について

環境省が公表した令和4年度の調査では、38都道府県の河川や地下水など1258地点で行われ、このうち16都府県の111地点で1リットルあたりのPFASの濃度が50ナノグラムとする国の値を超えていたことが分かりました。国の値を超えた河川で水道水が取水されている地点はないということですが、値を超えた井戸水については摂取しないよう住民への呼びかけを自治体に求めています。

まだ解明されてないことも多い状況ですので、各自治体が公表している検査結果やニュースなど随時ご確認ください。念のため心配な方は、自主的に水質検査を行うことができますので、アーテックにご相談ください。

アーテックでは水質検査も行っています!

    

参照:https://www.qleanair.jp/guide/air/1884