お知らせ

vol.52 手荒れについて

2001/01/12 アーテック倶楽部ニュース

新年明けましておめでとうございます。今年もアーテック倶楽部の皆様のお役に立てるニュースを作っていきたいと思います。

本年もアーテック倶楽部をどうぞよろしくお願い致します。

(アーテック倶楽部事務局一同)

(みなさんお悩みの)手荒れについて

みなさん職業柄手荒れにお悩みの方も多いと思います。手はどんなメカニズムで荒れてしまうのでしょうか?手荒れについて少し考えてみたいと思います。
私たちの皮膚は、『表皮』『真皮』『皮下組織』の3つの層からできています。
『表皮』は皮膚の一番外側の部分で、約28日周期で代謝されています。
『真皮』は表皮の下の層になります。血管やリンパ管、神経などがあるところです。繊維状のコラーゲンとエラスチンから成りたっています。
『皮下組織』は基本的に脂肪から成っており、外部からの温度の変化や衝撃から体を守る役割を持っています。

肌のガサガサを防ぐ役割を持っているのは、表皮にある角質層と、皮脂腺から分泌される皮脂です。角質層は角質細胞と、その間を埋めているセラミドという脂質から成っています。この角質層と皮脂が体内の水分が蒸発するのを防ぎ、肌をしっとりとさせているのです。

<冬は手が荒れやすい?>

冬に手が荒れやすいのは、皮脂の分泌量の低下と、血流量低下によってセラミドが減少するからです。

<何をすると手荒れしやすい?>

●水仕事
水仕事を一日に何度もすると、角質層の中のセラミドが流出し、皮膚の下の水分が減少することにより皮膚が乾燥してしまいます。また、洗剤を使用することにより、油脂と結合する界面活性剤が皮脂を溶かしてしまうため、皮膚が乾燥してしまいます。

●熱いお湯
水仕事をするときのお湯や、入浴時の湯の温度が高い(約40℃以上)と、皮脂が溶け、水分を余計に減少させます。お湯の温度はすこしぬるめにした方が良いようです。

●アルコール消毒
アルコールの揮発とともに、皮膚の水分も失われてしまいます。

<手荒れ防止のポイント>

  • 水仕事をするときは、極力ゴム手袋などをする
  • お湯を触る場合は40度以下(ぬるめ)
  • 水を触った後は手を拭く
  • 洗剤は適量を使用

やっぱり一番大切なのは・・・こまめに保湿クリームなどを使用!
保湿クリーム等を使用したときは、手によくすり込みましょう。
すり込みながら手のマッサージをして、血行促進!

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