お知らせ
vol.45 害虫・そ族対策
2000/09/22 アーテック倶楽部ニュース
暑さも適度に和らぎ、過ごしやすい季節になりました。読書の秋、運動の秋、食欲の秋!ということで、秋にはチャレンジしたいことがいっぱいあります。とは言っても、9月も終わりに近づいていますが、食中毒発生の危険はあります。時間・温度の管理、衛生環境の管理に気をつけたいですね。今回は異物混入、害虫への対策について、身近なところからチェックしていきたいと思います。
「害虫・そ族対策」
簡単に言ってもすぐに駆除できるものではありません。
特にネズミ駆除では、スーパーラットという殺鼠剤が効かないクマネズミが出現している、など、困難を極めています。しかし、あきらめずに日々のサニテーションをしっかりとすることや、衛生管理の大切さを、厨房や工場内の食品に関わる皆様が理解することにより、確実に減らすことができます。
チェックすべき項目を挙げてみたいと思います。
1)外部からの侵入を防ぐ。
施設設備に不備はありませんか?ドアに隙間はありませんか?
網戸はついていますか?わずか数ミリの隙間があれば害虫 が侵入します。
外部からの侵入について、関係は理解していますか?
ドアは開けたらすぐ閉めています か?
受け入れをした段ボールを厨房の中に入れていますか?
段ボールにゴキブリの卵がついていたりします。
2)内部での発生を防ぐ
掃除のやり残しはないですか?
有機物が残っていると、それだけで害虫・そ族の餌となります。掃除はまめに、そしてきちんとやりましょう。
★掃除ポイント★
生ゴミは残さない。
ハエは生ゴミから発生します。発生源となるだけでなく、餌にもなります。
水気を残さない。
これはかなり大変だとは思いますが、ウエットの厨房などでは、床の水切りをしたり、乾燥させたりすることができれば、なお良いと思います。
隅まで掃除する。
部屋の隅は掃除しづらく、ゴミが溜まりやすいです。また、ゴキブリやネズミは隅を好んで歩くので、餌となるものを残さないように掃除します。
異物混入、食中毒を起こさない為にも、衛生管理を確実に行うことが重要です。
Q&Aコーナー
会員の方よりこんな質問がきました
Q:ゴキブリの行動範囲は狭い、と聞いたことがありますが、どのくらい
なのですか?
A:ゴキブリの行動範囲は、種類によって違います。チャバネゴキブリであれば半径約1メートル、クロゴキブリは半径約50メートルといわれています。ちなみに気温が高い方が活発に活動するそうです。