お知らせ
Vol.391 厨房の床面について
2022/09/21 アーテック倶楽部ニュース
厨房の床には水・油・残渣が常にあるため、適切な床材を使用した上でこまめな清掃をすることが重要です。そこで厨房の床面にはどんな危険があるのか、どんな床材を選べば良いのか紹介します!
危険性
床面のひび割れ・剥がれが起きていると、水が溜まったり転倒災害・腰痛になったりする恐れがあります。
また床が常に汚れていると、危険な微生物や汚れなどが食品や厨房器具・器材を汚染する可能性が高くなり、更に悪化するとネズミ・ゴキブリ・ナメクジなどの害獣や害虫が発生し大変危険です。
食品衛生法の施設基準環境
- 耐水性材料を用いること
- 排水がよく、かつ、清掃しやすい構造であること
- 面に水を使用する部分にあっては、適当な勾配(100分の2程度)及び排水溝(100分の2から4程度の勾配を有するもの)を設けるなど、排水が容易に行える構造であること
以前はエポキシ系素材が使われていることが多かったですが、割れやすく、熱や衝撃に弱いことから、最近は水硬性ウレタン素材による施工が多くなってきています。コンクリートは床が劣化しやすく衛生的に保つのが難しくなります。
ワンポイント
作業場は水を多く使用するので、作業が終了したら毎日洗浄剤・消毒液を用いて洗浄消毒しましょう。排水溝やグレーチングも定期的に清掃を行いましょう。
床と壁の接合部分はR構造※にすると、清掃しやすく、汚れのたまりにくくなるため、作業者の負担が減り衛生的になります。
※R構造…床と壁の境目が丸みを帯びている構造
厨房の床が破損していることは見落としがちですので、一度ひび割れや剥がれがないかなどチェックをしてみてください。
アーテックでは匂いもなく、施工時間を早く行える工法にて床補修、排水溝の補修を行っていますので、お気軽にお問い合わせください!