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厨房設計を徹底解説!!【給食センターの大改装】
2022/08/01 動画
岡崎クックチルセンターの厨房設計について解説していきます。
厨房設計のコンセプトとして、「衛生に対する安全」・「安心して運用できる厨房」の2つのコンセプトを掲げています。
改装にあたって「運用スペースの見直し」・「実働のための現物の計測」を意識し、実際に使う人の声を聴いてどのような方法がいいか打ち合わせしながら厨房設計を行っていきました。使用者の方から設計にあたって最初にHACCPの概念を取り入れ、衛生区域と汚染区域を区別し、物が一方通行で移動する衛生的で安全な厨房にして欲しいと要望を出して設計して頂きました。
ここからは岡崎クックチルセンターのエリア構造についてご説明します。
食品の調理過程毎に「汚染作業区域」・「準清潔作業区域」・「清潔作業区域」の3つのエリア構造で、
明確に区別して頂きました。汚染区域と非汚染区域がわかりやすいよう床の色を分けており、汚染区域は緑色、衛生区域は青色となっております。
次に改装にあたって導入した厨房機器についてご紹介します。
厨房の熱源は電気とガスを上手く組み合わせた設計となっています。増築という事で電気容量に限度があるため、増設する機器はガス機器を多く取り込んで設計しました。
クックチルセンターでは調理したものを素早く冷やして衛生を保つクックチルという手法を用いており、冷却時間がかかってしまうとその後の作業が遅くなるのでブラストチラーという大型冷却装置を導入しております。クックチルセンターではいつでも見学を受け付けております。